tadashi's blog

私は在野の研究者です。日本語教師をしながら、日本語の「は」「が」の使い分けを解明する理論に至りました。それから、この理論を文法基礎理論として体系化し、また、それらを裏付ける哲学的かつ科学的に裏付けの研究に進みました。

着想メモ(1) 意識の存在様態の限定性と意識作用の認識内容が無際限であること

起点:存在 (全的一者・自然宇宙)

 

最初の分裂:存在構造 vs 時間 (定性態 vs 事態)

 

第二分裂 :個体発生 vs  生成変化

 

第n分裂(銀河・恒星系・惑星系列) : 物質 vs     生物  (媒介者 ウイルス)

 

第n+1分裂(生物系列):種別生体構造 vs  感覚器・中枢神経・記憶

           (媒介者 DNA)

 

第n+2分裂(意識系の起点・認知行動系/生物系列内): 

           認知適応意識 vs 感情・無意識 

           (媒介 群れの記憶とhabit=全的一社の代替者)

 

第n+3分裂(意識系第2様相):意識 vs 音声言語 

(媒介者 ヒトモデル脳+直接見知り集団社会band+火・身振り・道具)

*ここで意識は、二層構造または二元構造になる。

(個体による偏差あり?例:現生人類に含まれる絶滅したホモ属の遺伝)

 

定住農耕・牧畜

=村(邑)の発生・展開・相互の競争→都市国家(書記言語の発生へ)

 

第n+4分裂(意識系第3様相):意識(音声言語) vs 書記言語

              (媒介 都市国家・余剰穀物・分業役割)

 

書記言語が音声言語を乗っ取り支配しようとする軋轢・葛藤。

古代の神秘思想、世界宗教の出現は、書記言語が想像力を媒介に個人や集団に強いる”部分的なものを全一者”とする糊塗隠蔽デマゴギーに対抗する抵抗運動ではないか。

 

意識・音声言語の書記言語を否定・無力化する抵抗運動か? 

個体の生死=全一者の生成消滅の対応を肯定し

個体の生死not都市国家の生成消滅を主張する?

 

今後の課題1 笑いとユーモアは、どの段階で発生したか?

今後の課題2  行為する身体と認識する身体の分裂

       動物段階の意識では、癒合しつつ背反する場合があるが

       ヒトの脳神経モデルの意識では、1)認識する世界の中に自らの身体を

       想像の内に、しかしながらリアルな様態で、行為する身体を保持し、

       一方、2)即時的行為する身体として生きている。

       これをどこに位置付けるか?

 

現代の都市生活者と狩猟最終生活時代の人間の脳構造と機能が同じであっても、表象を通じてする情報処理の土台となる世界観・生活世界意識の違いには注意しなければならない。

現代の都市生活者は、地球表面に人為的開発と改変(テラフォーミング)を加えた結果、<生きるための食糧獲得と集団内生殖の活動>を直接的に目的としない高度分業社会体制のなかで、知的に標識づけられた抽象度の高い活動を行う人口がかなり多い。

(人間界と自然界(非人間界)の間のフロント境界線上の農業・漁業を担う人々が残りの人員を養う構図がある。
分業がなく、band単位の集団が狩猟採集に勤しむ初期人類にとって、世界は、つまり自然生態系という環境世界は、余剰の情報処理能力によって何らかの方略を使って課題解決に臨む場合でも、基本的活動は、他の動物たちと同じく、身体の機敏な活動である。

ただし、そうした活動は、都市生活者が毎日8時間労働より短い。たとえば、南洋の島国の漁師の労働時間は、1日あたり4時間程度である。

 

こうした生活世界の背後の超越的存在を志向的に想像する時、都市の背後にあるのは、自治体行政の設計図であるが、自然界では神であったり、老子の「道」、陰朝時代の「天」ということになるだろう。